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検査科だより

検査科だより Vol.5 風邪の原因と予防

2009/09/27

〜風邪の原因と予防について〜

寒いところに長くいると、よくかぜを引きます。それは、冷たい空気を吸い込んだとき、鼻、喉、気管の粘膜の血管が収縮して線毛の動きが鈍くなるからです。線毛は、いわば私たちの体の空気清浄機やフィルターとして、チリやホコリはもちろん、ウイルスや細菌の侵入をできる限り少なくする動きをします。鼻毛はもちろん、喉から肺へ空気を通す気管の内側にも、線毛がまるで絨毯のようにびっしりと並んでいます。線毛はたえず動いていて、微生物や痰を外へかき出します。線毛の動きが鈍くなると、吸い込んだ少量のウイルスが体の外へ排出されずに感染を起こします。
寒さばかりでなく、線毛周辺に水分が不足した時や、日常の食生活が原因で体内の栄養が低下した場合も、線毛の動きが鈍くなり、かぜを引きやすくなります。

一口にかぜといっても、その症状は発熱、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、頭痛、関節痛などと実にさまざまですが、原因は80%以上がインフルエンザなどのウイルスです。その種類はなんと200種類以上とも言われています。おもなかぜのウイルスの種類と症状を下図に示しました。細菌や微生物が原因のかぜには、抗生物質による治療が有効ですが、大半を占めるウイルスによるかぜには、現在のところ有用な薬はありません。

<主な風邪のウイルスの種類と症状>

ウイルス 活発な時期 主な症状
インフルエンザウイルス 12〜2月 インフルエンザ
上気道炎
パラインフルエンザウイルス 5〜6月 鼻炎・気管支炎など
アデノウイルス 7〜9月 咽頭炎・気管支炎
のどかぜなど
ライノウイルス 9〜11月 鼻かぜ
エンテロウイルス 5〜9月 鼻かぜ
マイコプラズマ 11〜4月 異型肺炎
急性腸炎ウイルス
(ロタウイルス・腸管アデノウイルスなど)
11〜4月 下痢症
胃腸炎など

かぜは予防が一番です!

かぜは日常の健康管理で、ある程度感染を防ぐことができ、また、重症化も防ぐことができます。かぜの予防方法は、かぜをこじらせないための方法でもあります。かかってから治療するより、予防することを第一に考えましょう。

かぜを予防する4つのポイント

手洗い 外から帰ったらまず、手を洗うことを習慣付けましょう。
うがい 手を洗ったら、その後うがいもしましょう。自浄作用の促進。
栄 養 バランスの取れた食事をとりましょう。
睡 眠 規則正しい生活と睡眠を心がけましょう。

それでもかぜを引いてしまったら・・・

かぜはあくまで引かないようにすることが大切ですが、それでも引いてしまった時は、はじめの対処が肝心です。かぜは、引きはじめのうちにきちんと治さないと、こじらせて長引くばかりか、体力を消耗して肺炎などの重い病気を併発することもあります。かぜ治療の主役は私たちに備わった自然治癒力です。きちんと養生を行なえば、ほとんどが一週間ほどで回復します。数日経っても症状が改善しなかったり、熱が下がらなかったり、症状が重くなるようなら、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。

かぜの養生、3つのポイント

保 温 温度条件を寒くすると、発熱が加速されますから、体を冷やさないようにしっかり保温しましょう。
睡 眠 睡眠時は、抗体を作るリンパ球の活動が促進されます。つまり睡眠を充分とることによって抗体をたくさん作る能力(抗体産生能)が上がり、回復が早くなります。
栄 養 栄養のあるものを食べ、水分を補給することも大切。極端に食欲が落ちている場合は、おかゆを取りましょう。

「かぜを引かないのが、かぜの最大の予防法」という言葉もあるように、かぜはかからないための予防法が何よりも大切です。食事・睡眠・仕事といった毎日の生活リズムを、なるべく規則正しく守るように心がけましょう。

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