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検査科だより

検査科だよりVol.34 認知症の診断と治療

2013/09/09

認知症ってなに?

認知症は、65歳以上の10人に1人は発症すると言われるほど、高齢者に多い病気ですが、最近は18~64歳の若年性認知症(アルツハイマー)が増えているといわれています。認知症の50%はアルツハイマー型、20%が脳血管性、レビー小体型が20%と言われていますが、今回は認知症の約5割をしめるアルツハイマー病についてお話します。

 

アルツハイマー病ってなに?

 1906年にドイツの精神科医であるAlois Alzheimerにより発見されたアルツハイマー病は、脳が特有な変化を伴って、萎縮する病気です。 脳の神経細胞の減少、脳の萎縮、脳への老人斑・神経原線維変化の出現が特徴です。アルツハイマー病の患者さんの脳を顕微鏡で見てみると、茶色いシミのようなもの(老人斑)がたくさんあります。これは、β(ベータ)アミロイドというタンパク質が溜まったものです。 βアミロイドは、脳の神経細胞が作るいわば「ゴミ」のようなものです。脳内の組織にたまり、脳の神経細胞が死滅し、脳(特に脳の周辺部である大脳皮質)が極端に萎縮(小さく)し、認知症発症へ至るという説が今のところ有力です。

 

アルツハイマー病になりやすい人は?
高血圧・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病はアルツハイマー病になりやすいといわれています。また、魚のDHAには、認知症を予防する効果があるため、魚(DHA)の摂取が少ない傾向にある最近の若者は、老年になってからアルツハイマー病を発症する人が増えると危惧されています。
 

 

 認知症の診断と検査

認知症は本人や家族への問診、知能テスト、画像診断、血液検査などの結果を総合的にみて、診断が下されます。

 ●知能検査・・・主に記憶力の低下を証明します
 ●HDS-R(改定長谷川式簡易知能評価スケール)
 ●MMSE ●画像診断
   ●頭部CT
   ●MRI
   ●SPECT
   ●PET
 アルツハイマー病の人の脳は、脳全体の萎縮と、側頭葉の内側
(記憶に重要な役割を果たしている海馬がある)の萎縮が見られます。
 
   改定長谷川式簡易知能評価スケール  
    30点満点で20点以下は認知症の疑いがあります  

 
アルツハイマー病の治療

日本では1999年に初めてのアルツハイマー病治療薬としてアリセプト(一般名ドネペジル)が認可され、認知症の医療を大きく変えました。それに続く認知症治療薬は海外では発売されていましたが、日本では使えない状況が続いていました。しかし今年、12年ぶりにレミニール(一般名ガランタミン)、メマリー(一般名メマンチン)、リバスタッチ(一般名リバスチグミン)の3種類の新薬が認可、発売され、アルツハイマー病治療薬も使い分けの時代になったといわれています。

 生活習慣病 喫煙は、アルツハイマー病 認知症発症の危険因子です。
一度生活習慣を見直しましょう。当院では、生活習慣病検査をしております。

    

生活習慣病検査のお問い合わせは検査科まで

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