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検査科だより

検査科だよりVol.38 甲状腺の病気と検査

2014/09/22

「甲状腺の病気」ってよく耳にしますが、ちゃんと理解していますか?
一生治らないものと思い込んでいませんか?

この病気が女性に多いことから、この病気になると妊娠しない、出産に差し障りがあるという“誤解”まで一人歩きしています。適切な指導や治療を受ければ、妊娠・出産は全く問題ありません。今回は、そんな甲状腺の病気について説明したいと思います。

 

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甲状腺は、首の前側のどぼとけのすぐ下にあります。蝶が羽を広げたような形で気管を包み込むようにあり、たて4cm、厚さ1cm、重さ15gくらいの小さな臓器です。
正常の甲状腺は柔らかいので、外から手で触ってもわかりませんが、腫れてくると手で触ることができ、首を見ただけで腫れているのがわかります。
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甲状腺は、食べ物に含まれるヨードを材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌するところです。 甲状腺ホルモンには、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。つまり、活動するために必要なエネルギーを作り、快適な生活を送るためになくてはならないホルモンです。 甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても体調が悪くなってしまいます。

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4つ以上当てはまるものがあったら、一度血液検査を受けましょう

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バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能が亢進する病気です。 バセドウ病では特殊な「抗体」が作られ、これが甲状腺を刺激して、過剰に甲状腺ホルモンを分泌させてしまいます。
バセドウ病は男性より女性に多く、200~500人に1人くらいがかかっています。

バセドウ病の症状には個人差があります。また、心臓病や更年期障害と勘違いしてしまうことが多く、注意が必要です。

橋本病(甲状腺機能低下症)
甲状腺を異物とみなして産生された抗体が、甲状腺自体の細胞を破壊していく病気です。
甲状腺が破壊されると甲状腺ホルモンの分泌が減ります。

甲状腺がん
<症状>
ほとんどみられません。頸部(首の部分)にしこりがあるのを手で触れてわかる程度です。まれに、痛み、飲み込みにくい、声がかすれるなどの症状が現れることがあります。男女比が1:5と圧倒的に女性に多く、多くの場合、進行がゆっくりで治りやすいのが特徴です。

<治療>
甲状腺がんの治療の基本は手術療法です。それに加えて、放射性ヨード内用療法などが行われます。進行が遅いため、場合によっては治療を行わないこともあります。

 

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触診

血液検査
甲状腺から分泌されるホルモンを測定し、診断します。甲状腺からホルモンが過剰に分泌されたり、減少する原因として、甲状腺の内部で起こる一種のアレルギー反応(自己免疫反応)が考えられています。

 バセドウ病  橋本病
 甲状腺ホルモン  FT3、FT4 高値  FT3、FT4 低値
 下垂体ホルモン  TSH 低値  TSH 高値
 自己抗体  TSHレセプター抗体  抗サイログロブリン抗体
抗マイクロゾーム抗体

超音波検査(エコー検査)

CT検査やシンチグラフィ

穿刺吸引細胞診(しこりに針をさしてがん細胞の有無を調べる。)

甲状腺の病気では、いろいろな症状から他の病気(更年期障害やうつ病)と間違われがちです。やる気が起きないなどの症状があれば、受診し、医師に相談しましょう。 image05

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次回のテーマ : 結核について
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