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検査科だより

検査科だよりVol.43 血糖値について

2015/09/30

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血糖値とは血液中にどれぐらいブドウ糖(グルコース)が溶けているか、その濃度を示す数値のことです。
通常の状態では血糖値を下げるホルモンインスリンと、上げる働きをするグルカゴンの作用によって、血糖値は調節されています。ただし、ストレスなどで分泌されるホルモンの影響も受けます。
血糖は食事の影響を受けやすく、食後に高くなる。つまり、ブドウ糖になりやすい炭水化物(糖質)を食べることで、これから作られるブドウ糖が血糖値を上昇させます。これは食後血糖値として糖尿病では強く管理・コントロールされます。
血糖値は食事・運動・体調などで常に変動しています。発熱や過度の痛みやストレスは血糖値を高くします。
健康体では血液の血糖値が上がると瞬時に膵臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げるように働きますが、インスリンの分泌量が少なかったり、十分な量が分泌されていても働きが悪いと慢性的な高血糖の状態が続きます。これが糖尿病です。
空腹時の正常値は80~110mg/dl未満 。70mg/dl未満は低血糖とされ、健康体であれば140mg/dlを越えることはありません。

 

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血糖値が高くなる(180mg/dL以上)と次のような症状が現れることがあります。このような状態が続くと、糖尿病や糖尿病性合併症を発症するリスクが高くなります。 これらの症状は、軽度であるか、非常にゆっくりと現れるため気づきません。定期的に健康診断を受けることや、糖尿病では血糖を測りながらの食事内容や運動のコントロールが大切です。

・ふだんよりも空腹感や、のどの渇きを覚える
・夜間は特に尿の回数が増えた
・皮膚が乾燥する、またはかゆい
・疲労感があり、眠い
・目がかすむ
・かぜなどの感染症にかかりやすい
・切り傷やただれなどの治りが遅い

 

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低血糖とは、高血糖の逆で、血液中のブドウ糖が少なくなった状態のことを言います。基準としては、血糖値が60~70mg/dl以下の場合が低血糖とされています。
原因として、糖尿病の治療に使われるインスリンの過剰投与、内服薬の使用量過多、食事摂取の不足、抗不整脈薬、アルコール摂取などの外因性の原因があります。
症状は血糖値が70mg/dl以下になると、異常な空腹感を感じます。そして、あくび・脱力感や手や指の震え、冷や汗、動悸などの症状があらわれてきます。
そして、50mg/dl以下になると、中枢神経の働きが低下してしまいます。同じく、冷や汗や手足の震え、動悸、不安感などの症状があらわれます。
35mg/dl以下になると、意識レベルが低下してしまいます。取り乱したり、ろれつが回らない状態になり、めまいや疲労感に襲われます。

◆低血糖に気を付けるには以下の事に注意しましょう

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・ブドウ糖を10g口に入れましょう
・ブドウ糖を含む清涼飲料水やジュースを150~200mL飲みましょう
※果糖・ブドウ糖液などの表示があるもの。
商品によっては血糖を上げる効果のない人工甘味料が入っているものがあるので
事前に確認が必要です

 

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■ポイント1 ゆっくりよくかむ

1回の食事には最低でも15分くらいかけることを勧めます。それよりも時間が短いと、満腹感を得る前に食べすぎてしまいます。かまずに飲み込むように食べ物を口に入れている人は要注意です。ゆっくりよくかんで食べるには、食物繊維の豊富な野菜やきのこ、海藻などのおかずを積極的に食べると効果的です。一口30回を目安にするとよいでしょう。また、一口食べるたびにテーブルに箸を置き、会話を楽しみながら食べるのも早食いを防ぐコツといえます。

■ポイント2 食べる順番を変える

同じメニューでも食べる順番を変えるだけで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。
「野菜やきのこ、海藻などに含まれる食物繊維には、糖の消化・吸収を遅らせる作用があるので、食事の最初に食べるとよいでしょう。これらである程度おなかを満たしてから、肉・魚、そしてごはんへと食べ進むのがコツです」。これだと、ごはんの食べすぎも抑えられるし、血糖値の上昇がゆるやかになります。
血糖値の急上昇を抑える食べる順番 野菜・きのこ・海藻 → 肉・魚 → ごはん・パン・めん

■ポイント3 油や酢を味方につける

三大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質)のなかで、血糖値を最も上昇させやすいのは糖質です。脂質はカロリーが高いので敬遠されがちですが、実は消化吸収に時間がかかるので、血糖値は最も上昇させにくいです。
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