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検査科だより

検査科だよりVol.44 ノロウィルスについて

2015/12/01

 

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ノロウルスと言えば、寒い時期に流行するものでした。今年の夏に集団感染が発症したノロウィルスは、
これまでのノロウィルスが変異してできた「GⅡ.17」という新型のウィルスです。

これまでのノロウィルスは、毎年小規模の流行を繰り返し免疫ができたヒトが増え、もはや大流行になる
ことはありませんでした。

新型ノロウィルスは、ヒトへの感染のしやすさに関わる部分が変異したもので、まだ免疫を持っているヒトが
おらず、広く流行する恐れがあります。

 

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●感染した調理従事者の手指を介した二次汚染や汚染された食品。
●汚染された食品を加工した時のまな板、包丁、調理器具など。
●感染者の嘔吐物やふん便。
●トイレ、手すり、ドアノブなどからの二次感染

 

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●体内にウイルスが入ってから、24~48時間に激しい嘔吐や下痢、腹痛が発生。
●ときに発熱、頭痛、筋肉痛を伴う。症状は1~3日続くが、後遺症は残らない。
●まれに、1日あたり20回以上の下痢症状を呈し、脱水症状になることもある。
(その場合、入院と点滴などの特別な処置が必要となることがある。)
●自覚症状がなくなってからもウイルスの排泄が続く事がある。
(良くなったようでもまだ完治していない。)

 

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ノロウイルスにはワクチンや有効な抗ウイルス剤はなく、通常、対症療法が行われます。
特に、免疫力の低い乳幼児や高齢者は脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように水分と栄養の補給を充分に行ってください。脱水症状がひどい場合には水分の損失を防ぐために病院で輸液を行う
などの治療が必要になります。
対症療法で大切なことは、強い下痢止め薬を服用しないことです。無理に下痢を止めるとウイルスが
腸管内に溜まり、病気の回復を遅らせることがありますので使用しないことが望ましいでしょう。

 

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ウイルスから身を守るため、二次感染を防ぐためにも、正しい知識を身につけましょう。

1 徹底した手洗い

下の図は手洗いが不十分になりやすい箇所を示したものです。ノロウイルスの大きさは細菌に比べ、
1/30~1/100であり、手のしわに深く入り込みます。ウイルスを手指から完全に除去することは困難
だからこそ、不十分になりやすい箇所を特に意識して洗うことが大切です。

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2 環境の清浄

多くの人が触れるところには、ウイルスが付着している可能性があります。
1リットルの水にキャップ1杯のハイタ―を入れた水溶液を使って消毒をしましょう。

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3 健康管理

ノロウイルスの症状は、通常短期間(1~3日)で治まりますが、ウイルスの排泄は1週間~1ヶ月くらい
続くことがあります。したがって、ノロウイルスに感染した可能性がある場合(下痢・嘔吐などの症状が
ある場合)は、完治が確認できるまで、十分に注意する必要があります。 無理に仕事に従事すると、
自身が感染原因になる場合があります。職場に復帰しても食品に直接触れる作業をさけ、手洗い・
手袋の着用を励行し、他の作業に従事しましょう。

4 食品の加熱調理

ノロウイルス食中毒の原因食品として多いのが、ノロウイルスに汚染された二枚貝の生食や加熱不足に
よるものです。

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5 汚物の処理

嘔吐物や排泄物中には、ノロウイルスが大量に排出している可能性があります。
感染拡大を防止するために「すばやく」「適切に」処理してください。

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汚物の処理時、自らの感染防止に努め、感染を拡大させないように感染防止品を着用します。
例)手袋 ガウン/エプロン マスク くつカバー
※手袋は2枚重ねでの着用がおすすめ!
※感染防止品はすべて使い捨てのものが理想的です。

生活習慣病検査のお問い合わせは検査科まで

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