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検査科だより

検査科だよりVol.46 アレルギーについて

2016/04/06

あたたかくなりました。春になると、花粉やPM2.5などで、眼が痒くなったり、鼻水がでたりと嫌な季節だと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回はⅠ型アレルギー(アナフィラキシーショック)について考えてみたいと思います。

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私たちの体には、ウイルスや細菌などの異物が入ってきたときに体内に「抗体」がつくられ、これら外敵をやっつけようとする「免疫」というしくみがそなわっています。

ところが、この免疫のしくみが、食べ物や花粉など私たちの体に害を与えない物質に対しても「有害な物質だ!」と過剰に反応して、攻撃をし過ぎる結果、逆にマイナスの症状を引き起こしてしまうのが「アレルギー」です。本来は体を守るはずの反応が、自分自身を傷つけてしまうアレルギー反応に変わるのです。

アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」または「抗原」といいます。花粉、ダニ、ハウスダスト、食物、薬物など、私たちの身のまわりには多くのアレルゲンがあり、どれに反応するかは人それぞれです。

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① アレルゲンが口、鼻、目、皮膚などから体
の中に入ると、免疫反応により体内に抗体
がつくられ、抗体がマスト細胞にくっつく。
 ② アレルゲンが再度体の中に入り、マスト細胞に
くっついた抗体に結合すると、マスト細胞から
アレルギー症状を引き起こす化学物質が放出される。
これらは、アレルゲンが体内に入った直後から数時間以内という短い時間で症状が出るアレルギー反応で、「I型=即時型」というタイプです。代表的なアレルギー疾患である花粉症、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息などの他、食物アレルギーも含まれます。 image02

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アレルギー反応の中でも極めて短い時間のうちに全身性にアレルギー症状が出る反応です。アレルゲンの吸入(摂取)により、全身性に複数の臓器(皮膚、粘膜、呼吸器、消化器、循環器など)にあらわれます。

このアナフィラキシーによって、血圧の低下や意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることもあります。この生命に危険な状態をアナフィラキシーショックといいます。また、アナフィラキシーは、一度おさまった症状が再びあらわれることもあります。「おさまったから大丈夫」と安心はせず、すぐに病院で診断を受けることが大切です。

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急に動かしたりはせず、安静な体位をとるようにしてください。

あお向けで寝かせ、足を高くして楽な姿勢にします。嘔吐があった場合、顔を横に向けて、吐いたものをのどに詰まらせないようにしましょう。

 

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●食べ物
鶏卵、牛乳、小麦、そば、ピーナッツなど、特定の食べ物を食べたときに起こります。子どもから大人まで
幅広い世代でみられますが、特に乳幼児に多くみられます。

●蜂毒
スズメバチ、アシナガバチなどの蜂の毒液により、アレルギー反応が起こります。

●ラテックス
ラテックスはゴムノキの樹液に含まれる成分です。天然ゴム製品に触れることにより、アレルギー反応が
起こります。

●薬物
ペニシリンなどの抗生物質、アスピリンなどの解熱鎮痛剤、抗てんかん薬の頻度が多く、また、検査に
使われる造影剤などで起こります。

●運動
運動中、もしくは運動直後にアナフィラキシーが起こります 。

日頃からしっかり対策していても、誤食などにより、思わぬときにアナフィラキシーが起こることがあります。もしものときに、落ち着いて素早い対処ができるよう、正しい知識でそなえましょう。

生活習慣病検査のお問い合わせは検査科まで

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