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検査科だより

検査科だよりVol.49 片頭痛について

2016/10/03

頭痛はよく見られる病気ですが、中でも多いのは片頭痛と呼ばれるタイプの頭痛です。
日本人の約8%が片頭痛に悩まされているというデータもあり、男性よりも女性に多くみ見られるのが特徴です。片頭痛に悩まされている女性は男性の4倍も多く、その原因は、頭痛の発症に女性ホルモンが影響していると考えられています。
片頭痛は、頭の片側または両側が脈打つようにズキンズキンと痛む病気です。 月に1~2度とか、週に1~2度の頻度で発作的に起こるのが特徴で、いったん痛み出すと寝込んでしまう、仕事が手につかないなど、多くの方が日常生活に支障をきたします。
吐き気や嘔吐を伴うことが多く、また普段はなんでもないような光や音に対して過敏になるといった症状がみられることもあります。 しかし、痛みがおさまると健康な人と全く同じように生活や行動ができますし、片頭痛自体が命にかかわることはありません。ストレスのある状態を続けたあと、一段落してホッとしたとき(休日など)にも頭痛が起こります。頭痛は数時間程度のこともあれば、3日間くらい続くこともあります。

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責任の重い仕事をがんばってやり終えたとき、大きな悩みから解放されたときなど、緊張がとけてほっとしたとたん、片頭痛が始まってしまったというパターンが多いようです。これは、ストレスがかかっている間は緊張によって収縮していた血管が、リラックスすることによって一気に拡がるためと考えられます。
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片頭痛は女性ホルモンのエストロゲンの分泌量の変動と関係があるといわれ、月経の始まる1~2日前や月経中(特に月経が始まって2~3日の間)、排卵時などによく起こります。逆に月経がなくなりエストロゲンが安定する妊娠中は、片頭痛は一時的に治まることが多いのですが、出産後はまた始まります。閉経後には片頭痛が治まってくることが多いのも、エストロゲンの変動がなくなるからかもしれません。
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家族や親族のなかにも同じような頭痛持ちの人がいることが多く、その点から遺伝と関連があるともいわれています。とくに母親が片頭痛の場合、子どもが片頭痛になる確率は5割以上にのぼるといわれています。
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アルコール(とくにポリフェノールの含まれる赤ワイン)がきっかけで片頭痛を起こすことはよく知られています。人によっては、チョコレートやチーズ、柑橘類、あるいは食品の防腐剤として使われている亜硝酸ナトリウム、中華料理などによく使われるグルタミン酸ナトリウムなどの添加物によっても片頭痛が誘発されるといわれています。しかしこれらの食物を口にしたら必ず片頭痛が起こるというものでもなく、食べたときの状況や、いくつかの誘因が重なった場合に発作が起きるのではないかともいわれています。
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片頭痛が起きたときは、光や音の刺激を避けて、暗い静かな場所で横になって休むとよいでしょう。横になれない場合は、椅子に座って安静にするだけでも効果があります。軽い頭痛なら、数時間の休養で治ることもあります。 痛む部分に冷却シートや冷たいタオルなどを当てて冷やすようにすると、血管が収縮されて、いくぶん痛みが和らぎます。コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物を摂ると、頭痛が楽になることもありますが、飲み過ぎると逆に頭痛を起こすこともあるので、ほどほどにしましょう。
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片頭痛を起こしにくくする栄養素として、マグネシウム、ビタミンB2などが知られています。積極的に摂取すると、片頭痛の頻度を減らす効果があるとされています。
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日常生活においては、頭痛の誘因を避けることが大切です。片頭痛は、過労やストレスによって起こりやすくなります。とくに、責任の重い仕事をこなした後や大きな悩みから解放された後など、それまで過度の緊張で収縮していた血管が拡張し、頭痛発作が起こるケースが多いようです。日頃からストレスをため込まないようにすることが大切です。また、空腹や寝不足、寝過ぎも、片頭痛が起こりやすくなります。休日も朝寝坊せず、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。 まぶしい場所や騒音でも、片頭痛が誘発されることがあります。日ざしの強いところではサングラスをかけ、混雑時を避けて外出するといったように、光や音、においなどの刺激をできるだけ回避するようにしましょう。
片頭痛かどうかを調べる検査は特にありませんが、脳腫瘍やくも膜下出血など、生命にかかわる病気が原因となる頭痛もあります。片頭痛の陰にそのような頭痛が隠れていないかどうかを調べるために、内科でも眼底検査を行うことがあります。  いつもの頭痛にまぎれて、危険な頭痛を見逃す可能性もありますので、一度は病院で受診することも大切です

 

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頭痛体操のポイントは頭を動かさないこと。頸椎(けいつい)をコマの軸のようにして、頭と首を支える筋肉群(インナーマッスル)を左右交互に回し、ストレッチします。  image05
正面を向き、頭は動かさず、両手を胸の高さで保ち、水平に腕を振って両肩を大きくまわします。 頸椎(けいつい)を軸として肩を回転させ、頭と首を支えている筋肉(インナーマッスル)をストレッチします。  image06
椅子に座ったままの体操でも同じ効果が得られます。 椅子に腰掛け、両足をそろえ顔を正面に向けたまま左右の肩を交互に前に突き出すように体を回します。 両肩を回すとき、首の後ろの筋肉がストレッチされるのを意識するようにしてください。  image07
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両肘を軽く曲げた位置から、肩を中心に肘を内側に大きく回します。リュックサックを背負う感じです。 力を入れるのではなく、力をぬく感じで回してください。
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