ニュース | 医療法人 和光会 一本松すずかけ病院

医療法人 和光会 一本松すずかけ病院
ご相談・お問い合わせ(ソーシャルワーカー)

ソーシャルワーカーが受診や入院の相談や気になる事、 ご家族からのご相談に応じます。

検査科だより

検査科だよりVol.55 肺炎について

2017/10/03

image001

肺炎とは、細菌やウイルスなどの病原微生物が肺に入ってしまったことで炎症が起きている状態です。がん、心臓病、脳卒中に次いで、日本人の死因の第4位に位置しており、その92%は65歳以上の高齢者の方といわれています。免疫力・体力が弱っている高齢者や病気療養中の方は肺炎にかかりやすいため、十分な注意が必要です。

肺炎には細菌が唾液や胃液と一緒に肺に流れ込んで起こる誤嚥性肺炎と普段の生活を送っている中で細菌やウイルスに感染して起こる市中肺炎がありますが、ここでは、市中肺炎について解説します。 症状としては、激しい咳や高熱といった風邪によく似た症状の他、呼吸困難や胸の痛みなどをともなうこともあります。38度以上の高熱、激しい咳、黄色や緑色っぽい痰が出る、呼吸をするのが苦しい、胸が痛いなどの症状が1週間以上続く場合は、早めに受診しましょう。ただし、高齢者にはこれらの症状が出ないこともあるため、肺炎の発見が遅れる場合もあります。また、上記の症状がなくても、思い当たる原因がないのに食欲がない、疲れやすくて倦怠感がある、関節や筋肉が痛いなど、いつもと明らかに違う症状があるときも肺炎の可能性があるので、このような場合も早めの受診をおすすめします。

 

image002image01

肺炎球菌など、肺炎の原因となる原因菌は、季節を問わず存在しています。 もちろん、風邪や季節性のインフルエンザがきっかけになる場合もありますが、 基本的に肺炎は時期に関係なくかかる可能性がある病気です。 image01-1

 

image003image02

image004

上記の症状についての問診と併せて、胸部のレントゲンと血液検査を行います。ほとんどの場合、レントゲン写真で肺に異常な影があり、血液検査(CRP、白血球数)で炎症を示す所見や症状が出た場合には肺炎と診断されます。しかし、上記の検査だけではっきり確定診断ができなかった場合、痰を調べる喀痰培養検査や胸部のCT検査、血中の酸素状態を調べる血液ガス検査を行ったりします。肺炎の原因となる病原体によっては、尿検査を行うことがあります。インフルエンザや麻疹・水疱瘡などのウイルスが原因で起こる肺炎の場合は、より特殊な検査を行うこともあり、症状ごとに検査方法は異なります。

image005

◆肺炎予防のために、できることがあります
まずは、肺炎の原因菌となる細菌やウイルスが、からだに入り込まないようにすること。 そのために、予防の一環として、ぜひ習慣化しておきたい事柄があります。

image006
 image03
 image007
 image04
 image008
 image05

肺炎の治療の中心は抗菌薬による薬物療法ですが、抗菌薬は症状が良くなった後も、菌が死滅するまできちんと飲み続ける必要があります。治療を途中でやめると症状が再びぶり返し、かえって重症化したり、抗菌薬の効きにくい耐性菌が増加したりすることもあります。たとえ症状が楽になったからといって、自己判断で服用をやめたり量を減らしたりせず、医師が治療の終わりを確認するまでは、指示された薬の量と服用期間を正しく守りましょう

生活習慣病検査のお問い合わせは検査科まで

次回のテーマ : 今シーズン(H29年)のインフルエンザについて
医療法人 和光会 一本松すずかけ病院 〒825-0004 福岡県田川市大字夏吉142番地
外来受付 / 受診・入院のご相談 / お問い合わせ(代表)
TEL 0947-44-2150 FAX 0947-44-8251