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検査科だより

検査科だよりVol.57 低温やけどについて

2018/02/20

本格的な冬の到来を受け、、寒さをしのぐ有効なグッズとして、湯たんぽや使い捨てカイロなどを利用する機会が増えてきますが、同時に「低温やけど」への注意も必要です。 image01

●「低温やけど」とは

「低温やけど」とは、44~50℃のものが長時間にわたって皮膚に触れることにより、筋肉などが壊死して起こるやけどのことです。一般的には、44℃の場合で3~4時間、46℃では30分~1時間、50℃では2~3分で低温やけどを発症するといわれており、一般的にみられる痛みなどの自覚症状を伴わず発症することもあります。症状としては、「皮膚の深部まで赤く腫れる」・「水ぶくれができる」といったものから、「皮下組織が壊れる」といった重傷例まであります。

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●湯たんぽによる低温やけど

エコブームにより、湯たんぽによる低温やけどの事故は、使い捨てカイロや電気毛布に比べ圧倒的に多いと言われています。カバーやタオルなどに包んでいても低温やけどを負うリスクはあり、これは電気毛布についても同様です。湯たんぽはあくまでも布団を温めるための道具であり、体を直接温めるものではありません。就寝前には、湯たんぽや電気毛布などで布団を十分に温めて取り除いたり、電気毛布のスイッチを切ることによって低温やけどを防ぐことが出来ます。

 

●低温やけどは気づかないうちに重症化しています!

低温の場合だと長時間触れていても熱や痛みを感じにくいため、やけどはゆっくりと進行します。そのため、見た目にはひどい症状には見えず、気づいたときには皮膚が赤く腫れていたり、水ぶくれができていたり、ひどい場合は、皮膚細胞の一部が壊死してしまうこともあり、その場合、治癒するのに何ヵ月もかかってしまうこともあります。痛みが弱い場合でも低温やけどは、早めに医師に相談しましょう。

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●感覚が鈍い脚で多く起こります!

脚は他の箇所より熱や痛みを感じにくく、特にかかとやくるぶし、すねなどは、皮膚のすぐ下に骨があるため、熱源に押しつけられていると、その部分に熱がこもってしまい低温やけどを起こすことになります

 

●高齢者・糖尿病・神経疾患を患っている方は特に注意!

健常者の場合、比較的早い段階で、痛みや熱さを感じることが可能ですが、高齢者や糖尿病・神経疾患を患っている方は、感覚が鈍くなっていることから、重傷化する可能性があります。「湯たんぽ」・「使い捨てカイロ」・「電気毛布」・「電気あんか」を使用するときは、特に注意が必要です。また、冷え性でカイロや湯たんぽなどをよく使う女性、手先や足先の感覚が鈍っている人、体の不自由な人や、自分で寝返りの打てない赤ちゃんなども要注意です。また、疲れていたりお酒を飲んでそのままホットカーペットやこたつで眠ってしまった場合に、低温やけどになってしまったというケースも多く報告されています image04

●冬にありがたい温水洗浄便座にもご注意を

一度、自宅の便座の温度の確認をしましょう。

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●低温やけどの予防法

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●やってはいけないこと

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身近に潜む「低温やけど」へのリスクを少しでも減らし、
寒い冬を快適に過ごしていきましょう。 
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